とくでん書房

徒然なるままに日暮し

興覚めしました

歌の歌詞はこと細かく表現されていないので、その向こう側は受け取る聞き手次第と思うとります。(もちろん歌詞を書いた人には向こう側も鮮明だと思いますが。)

歌詞とリズムでその向こう側を淡く想像しながら自分なりの解釈を加えていきます。更に言うと、自分の体験や考えをそこに重ねます。そうすることでより感情移入できると思うとります。

先日ラジオを聞いてましたら、司会の女性がある歌の歌詞をおもむろに解説し始めました。私は存じ上げないのですが、歌関係に詳しい人のようでした。歌詞を紹介し、この場面はこういうことを言っている、などと詳しく解説を始めました。若干悦に浸りながら(私がそう感じただけです)。しかも断定します。この歌詞はこういうことです。的な。軽くならまだしも、結構な時間。

そのあとに流れた歌はいい歌なのでしょうが何か興ざめし、途中で聞くのをやめました。