とくでん書房

徒然なるままに日暮し

死にゆく妻との旅路

死にゆく妻との旅路

 

タイトルからすでに相当の重さを感じます。

アマゾンのプライムビデオでタイトルに惹かれ見てみました。

本当にあった話だそうです。とても切ない話です。

 

仕事もなく多額の借金を背負った50過ぎのおっさんが、全財産50万円と古いワゴンで、11歳年下の癌を患った奥さんと逃げるように旅をする物語です。奥さんはとにかくおっさんが好きで、途中癌が再発し、病院へ行くも、おっさんと離れたくないと結局また逃げるように旅に出ます。

 

映画の中では、このおっさん(奥さんから「おっさん」と呼ばれています。)、借金やいろんなものから逃げています。

でも

たぶん一番大事なものからは逃げてないんだと思います。

 

おれはたぶん逆だな。

 

結局 ワゴンの中で奥さんはなくなります。

おっさんは警察に捕まり、なぜ病院へ連れて行かなかったのか、警察から責められます。

そして、その容疑は

 

「保護責任者遺棄致死」

 

そして翌日の朝、ニュースでみた5歳児の虐待での死亡事件。

その容疑も

 

「保護責任者遺棄致死」

 

法の限界を感じます。