とくでん書房

徒然なるままに日暮し

たとえば。

たとえば、何か一つのことをずっとずっと一所懸命やったとして、全員が優勝するわけではないし、全員が成功するわけではないわけで。でも優勝する人や成功する人はいるわけで。

その間にどういう線が引かれているんだろう、などと考えるわけで。

たとえば、誰にでも何かほんの小さな何かだとして、飛び抜けた才能があるとして、その才能とずっとずっと一所懸命にやる何かが同じ時にその人は優勝するし成功するのではないかとか思ったりもして。

だとすると、ずっとずっと一所懸命する人にその才能がないとすれば、その努力は虚しいわけで。かといって自分に何の才能があるのかなんか、やらないとわからないわけで。でもイロイロをずっとずっと一所懸命やれる時間もないわけで。

そこにはたぶん運とかもあって、神様がいることもあって。自分ではどうすることもできない部分もあって。理不尽な思いも片隅にあって。

でも、結局みんななにかをずっとずっと一所懸命やっているというこの世界。

控えめに言ってすばらしいです。