日本のモノづくりは世界から大変注目されています。
小さな町工場でも独自の技術でここでしかできないものをつくり、大手商社も日参しています。
こうした状況のなか、ずいぶん以前から、町工場は技術力を競争力にしています。
テレビなんかでもよく見ます。
そこに移るのは、ここでしか加工できない航空部品や、宇宙産業関連、医療関連等、大変付加価値の大きいものです。
でも、
世の中には何の変哲もない、すごく単純で、大きな技術力もいらない。そんな製品を作っている工場もたくさんあります。
単純な構造で、誰にでも作れるが、量産するほどでもないので大手では作らない。
しかし、単純な構造なので単価は安い。
技術力がある町工場がクローズアップされる陰で、こういった町工場は大変苦しい思いをしていると思います。
でも、この町工場がなければ、日本のモノづくりは立ちいかなくなるのも事実です。
技術力があり付加価値の高い部品を作っている町工場、
単純で単価の安い部品を作っている町工場、
どちらも必要です。
人間に置きかえても同じです。
どちらも必要です。